Wild Speedwild-speed

仕様・動作環境

簡単に測定できる

面倒な設定をしなくても、初期設定のままで測定を開始できますので、簡単に測定できます (測定の設定を変更することも可能です)。回線速度の違いに合わせて、システムが全て自動的に調整します。

下りと上りの両方を正確に測定

下りだけでなく、上りの回線速度も測定することができます。また、キャッシングや先読みなどによる測定誤差が少なく、実効スピードを正確に測定できます。

結果の信頼性を分かりやすく表示

安定した測定ができたかどうかを、グラフと測定品質の点数で表示しますので、測定結果がどのくらいの信頼性を持っているか、直感的に感じることができます。

マルチセッションで測定できる

同時に複数のTCP接続を利用した、マルチセッションでの測定が可能です (初期設定で有効)。これにより、OSの設定やパケットロスなど、TCPのプロトコル上の制約による転送速度の影響を抑えた測定が可能になります。特に広帯域ネットワークでは、性能を十分に生かした測定ができます。

なお、OSの設定等が適切かなどのチェックを行う際は、最小・最大接続数を1に設定し、1接続での速度のチェックをご利用いただくと適した結果を得ることができます。

RTTの変化をリアルタイムで測定

TCPの通信において、転送効率に大きな影響があるRTT (往復遅延時間)を、データの転送状況と併せて時間変化で測定することができます。RTTとは、送信元から送ったパケットに対する確認応答を送信元が受信するまでの時間で、OS上で確認する際に使用するツールの名前から、ping値などと呼ばれる場合もあります。

動作環境等について

共通

  • 測定のためには、ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてください。

測定クライアントがJavaScriptの場合

  • スマートフォンやタブレット等でもHTML5の機能のあるブラウザで測定が可能です。
  • JavaScriptでの測定は、最新のブラウザでのご利用をお勧めします。Internet Explorer 9等リリースから年月の経過したブラウザではサポートされる機能の制限により利用できない場合があります。
  • 測定にはWebSocketを使用しますので、通信にプロクシを利用している場合にプロクシがWebSocketに未対応の場合は測定ができない、または不安定になる場合があります。

測定クライアントがJavaアプレットの場合

  • ブラウザの種類によりJavaアプレットが利用できないものがあります。
  • 2017年3月現在Javaアプレットの利用できるブラウザは、PC版のInternet ExplorerおよびSafariです。
  • 上記のブラウザではJavaの動作環境をインストールすることでJavaアプレットでの測定が利用できるようになります。
  • 通信にプロクシを利用している場合はJavaアプレットでの測定はできません(プロクシを設定していても、プロクシを経由しない接続で測定されます)。

用語について

測定の設定項目

データタイプ アナログモデムのような、データ圧縮機能のある回線を測定する際に使用する設定項目です。「圧縮可能性高」は、最も圧縮効果を大きく期待できるようなデータで測定、 「圧縮可能性低」は、既に圧縮されているファイルのような、これ以上圧縮効果を期待できないようなデータで測定-このタイプのデータが最も転送速度が遅くなり実際の回線速度をそのまま表した結果を得ることができます。

測定結果

速度 このサイトのシステムで測定される測定値は、TCP/IPのオーバーヘッド(制御データ)を含みません。このため物理層でのデータの転送速度は、測定値より約5%程大きな値となります。このため例えば、100Mbpsの転送速度が得られる100メガビット・イーサネットのでの理論的な測定値の限界は約95Mbpsになります。オーバーヘッドの厳密な割合はMTUの大きさなどにより多少変化します。
単位 「k」は1,000倍、「M」は1,000,000倍、「G」は1,000,000,000倍を表します。
RTT 送信元から送ったパケットに対する確認応答を送信元が受信するまでの時間です。応答が得られるまでの時間をミリ秒単位で表示しています。OS上で確認する際に使用するツールの名前から、ping値などと呼ばれる場合もあります。RTTは、測定経路の状態により変動し、ネットワークが高負荷な状態などでは大きくなる傾向があります。
測定品質 サーバーの負荷による測定の乱れからくる、測定の精度の低下を数値化。統計的手法により、"99パーセンタイルの領域になると推定される誤差範囲"の"測定値"に占める割合を使用し、最大が100になるよう加工されています。
接続数 1つの物理接続の中に作成される論理的な接続状態である、TCPセッションの数を表します。環境により最も高い転送速度が得られる接続数は異なり、測定設定の最小から最大までの間でシステムが最適な接続数を自動調整して使用し、測定に使用されたTCPセッションの接続数が表示されます。

測定の範囲

10kbps~1Gbps(上りは100Mbps)。このサイトでは、現在は下りは1Gbps、上りは100Mbps以上のデータ転送は行わない設定で運用しております。